雑念集「ゆめ」表紙 by 左馬漣

出版

Liberality では、様々な活動で得られた成果を、出版を通して公開し共有していきます

    

Liberality Series


Series 発刊に当たって

 

人類はなにをしようとしているのだろう

考える間もなく

人の制御の手を離れて

世界は変って行く

答えはなくてもよいのだろうか?

 

Liberality Series は

この問いと向合い

深化していく「文化」とは何かを

皆で考えながら

それを創っていくための

場になることを目指している

 

40 億年掛けた生命進化の先端に

いま人類は、他の生命と共にいる

無数の生命だけでなく

多くの文明が

自然淘汰され

進化するのだとすれば

「文化」の深化も自由競争に任ればよい

  

ほんとにそうだろうか?

  

いまやすべての人が

情報を瞬時に共有できる情況に在って

人社会は急速に一体化しつつある

 

環境に適応してきた

これまでの進化と異なり

人はその環境を大きく変え

自らの遺伝子までも制御できる

 

安定した人社会の維持に欠かせないのは

多様な「文化」である

一体化していく社会を維持するには

新しい「文化」を

自ら絶えず創造し続けなければならない

 

多様性は

違いがあれば互いにそれを認め合い

尊重することによって生まれる

それには

違いを正しく理解する必要がある

 

理解し合うことは

同じになることではなく

違いを認め合いながら

無用な壁を取り除き

不毛な対立をなくすことである

 

そんな「文化」はどんなもので

どう創造していくのか

直接関わりながら協力し

模索していくことは

いまこそ遣り甲斐のある

仕事の一つであると考える 

 

 

最新の出版書籍


タイトル:雑念集「ゆめ」Liberality Series 第二巻

著者:  齋藤曉・左馬漣・野本麻紀・古寺正樹

 

発行日: 初版オンデマンド版 2023年9月14日 発行

 

発行所: 合同会社Liberality

 

購入先: Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHCSV6BN

              楽天books https://books.rakuten.co.jp/rb/17647235

              および三省堂書店からオンデマンド版を購入できます(1980円)

 

 内容紹介: 

 

 夢と現を較べながら、宇宙とはなんだろう、自分とはなんだろうという素朴な疑問と向き合い、物理現象を意識する過程でなにが起こるのかをいろいろな角度から観察する。その結果、なにかを単に意識することと、人がその意味を意識することの違いを、会話の中で明らかにしていく。

 

第一部 心の眼鏡         野本麻紀

 

第二部 胡蝶の夢         齋藤曉・左馬漣・野本麻紀・古寺正樹

 

第三部 夢の小箱         左馬漣

 

第四部 夢と寝言         古寺正樹

 

第五部 細胞の見た夢       齋藤曉

 

第六部 夢と非覚識        齋藤曉・左馬漣


 雑念集「これ」表紙 by 左馬漣

タイトル: 雑念集「これ」 Liberality Series 第一巻

 

著者:  齋藤 曉

 

発行日: 初版オンデマンド版 2022年2月22日 発行

 

発行所: 合同会社Liberality

 

購入先: Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4909624066/

              楽天books https://books.rakuten.co.jp/rb/17058414/ 

              三省堂書店

 

 内容紹介: 

 

 なぜ宇宙は在って、自分は居るんだろう?

 

 この素朴な疑問は、幼児がなんでも指差して「これなあに?」と訊ね、

 やがて「なぜ?」を繰り返すようになるのと本質に於いて変わらない。

 

 20世紀の科学は、宇宙の創生から始まり、生命が進化し、

 人類が文化を築いていく過程の詳細を明らかにしてきた。

 

 しかし宇宙・生命・文化は、分野ごとに分けられ、

 異なる視点で語られているため、冒頭の問いに答えるのは難しい。

 

 「これ」プロジェクトは、宇宙・生命・文化を

 一つの進化の流れとして捉えることによって、

 その問いに答えることを目指す。

 

 同時に、その進化の先で人類はどうなって行くのか、

 いまなにをすればよいのか考える。

 

 Liberality Series は、分野や既存の知識に捉われず、

 関心のある人が集まり、話し合いながら

 このプロジェクトを推めて行くための場になるために発刊された。

 

 雑念集「これ」はその第一巻である。

 合同会社Liberality が開く対話型「科学サロン」の資料として作られた。

 

 この「科学サロン」は、なぜ宇宙は在って、自分は居るんだろうという

 冒頭の問を、科学的な視点から一緒に考えるところである。

 

 この小冊子は、それを手にして関心をもった誰もが

 直接またはオンラインで参加でき、

 そこでの会話を通して修正、改訂を重ねながら、

 冊子自身が成長していくことが前提とされている。

 

 参加者が協働で作り上げていくことによって、

 進化する文化がそこで創られ、実践されていければ幸いである。

 

 

目次: 

 

第1章 「これ」としかよべない!・・・・・・・・・・1

 

第2章 描像の罠・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

 

第3章 「分かる」とはどういうことなのか・・・・・・11

 

第4章 自己限定 自ずから成る!・・・・・・・・・・15

 

第5章 論理から因果へ・・・・・・・・・・・・・・・19

 

第6章 場 凡ゆるものが生成消滅するところ・・・・・23

 

第7章 宇宙と生命の進化・・・・・・・・・・・・・・31

 

第8章 成長が先か進化が先か・。。。。。。。。・・・37

 

第9章 生命と物質はなにが違うのか・・・・・・・・・43

 

第10章 意識場 意識が生成し消滅するところ・・・・・51

 

第11章 無秩序な揺らぎ・・・・・・・・・・・・・・・57

 

第12章 宇宙・生命・自分が交叉する点・・・・・・・・65 

 

第13章 人類進化の先にはなにがあるのか・・・・・・・71

 

第14章 註釈・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73

 

 

著者プロファイル:1940年に東京生まれ。1969年米国Wisconsin大学でPhD(素粒子理論)取得。東京都立大学理学部教授を経て現在は合同会社Liberality 代表として「科学サロン」を主催。

 

 



論文


Beyond Logical Structure of Quantum Mechanics: An Algebra of Projection Operators in Quantum Field Theory,

by S.Saito and T.Takagi , submitted 2021 March

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Beyond Logical Structure of Quantum Mechanics: An Algebra of Projection Operators in Quantum Field Theory,
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